HATについているGPSについて

このLoRa WAN GatewayにはGPSが搭載されている。このホームページでGPSについてを記載しておく。

日本での主な入手元の一つであるRSコンポーネンツでの仕様は、結構さみしい。
ほとんどがLoRa WANのテスト用で使っているためと思われる。
***************************
https://jp.rs-online.com/web/p/products/1875121
とくにデータシートはなく、記載として下記の通り
DGPS 、 SBA をサポート( WAAS/EGNOS / MSAS / GAGAN )
内部パッチアンテナと外部アクティブアンテナの GPS 自動切り替え
PPS 対NMEA は、タイムサービスで使用できます
SDK コマンドをサポートします
内蔵LNAによって感度を最適化
EASY™は外部メモリを使わない先進のAGPS技術
AlwaysLocate™は周期モードのインテリジェントコントローラ
GPS FLP モードでは、通常モードの消費電力が約 50 % です
短絡保護及びアンテナ検出をサポート
**********************
ただ、もう少し見てみると、
GPSモジュールの写真を見ると、

ここでQUECELのWebで確認して特徴的な項目を挙げると。
https://www.quectel.com/UploadFile/Product/Quectel_L89_GNSS_Specification_V1.1.pdf
*L1信号だけでなくL5信号も受信!
昨年のGPSロボットカーではL1/L2の二周波受信を行った。これはL2はないものの、最近の日本の衛星である”みちびき”には対応。 ここ10年くらいの設計。
ただ、L2がないのは残念だが、この価格では仕方ない。
*RTCMには未対応らしく、RTKという単語も見当たらない。 これはちょっとマイナスポイント。 RTCMを利用して1-2cm位置測定という目的には使えない。みちびき信号で頑張るか。
*データ更新周期1秒。 (0.1秒は開発中)
歩行や通常のトラッキングには何も問題ないのだが、GPSロボットカーに使うにしてはちょっと役不足か。。。

参考になれば。

Mosquittoでの実験(動作確認)

まずBrokerであるMosquittoを動かす。
単純にコマンドを入力するだけ。(エラーが出たらPATH設定の可能性が高い?)

この状態で、別のコマンドプロンプトからトピックをtopic_ABCでClient(購読)を立ち上げておく
mosquitto_sub -d -t toopic_ABC
これは、受信者(購読者)を一人立ち上げたということである。 この受信者はtopic_ABCというタイトルについての情報を得る。

さらに別のコマンドプロンプトでtpoic_ABCに123.456を発行する。
mosquitto_pub -d -t topic_ABC -m “123.456”

すると少し待っていると、Client側で123.456が受信できる。

今回は同じPCを利用してテストしたが、ネットワークを使用して実施する場合はIPアドレスとポート番号を指定する。 (mosquittoでのデフォルトポート番号は1883)

mosquitto_sub -d -h 192.168.56.42 -p 1883 -t topic_ABC
mosquitto_pub
-d -h 192.168.56.42 -p 1883 -t topic_ABC -m “123.456″

Mosquittoでの実験(インストール)

MQTTを体験するために、機材を用いないでWindows10のPC1台で実験してみた。
MQTTの電文データも見てみると非常的に興味のある内容であったが、それは機会あるときに投稿するとして、今回はMosquittoを実験台として使用した。

MQTT(Message Queuing Telemetry Transport)とは、通信速度、通信量を重視しないケースにおいてTCP/IP通信を実現する軽量なプロトコルである。

MQTTはBrokerというデータをIoT機器から受信配布する機能があるモデルを使用しているのが特徴であり、UserはそのBrokerにデータを取りに行く(or もらう) ことになる。 DeviceであるIoT機器側はPublish(発行/送信)という形で情報を提供しPC(購読/受信)という方式となる。
ここで使用されるデータにはトピックという識別子に紐づいている。

MQTTプロトコルを実験するために必要な要素として重要な位置づけを占めるもの(?)はBrokerである。 自宅環境でテストするのであれば、PCに入れればよいし、Internet上にあるフリーのBrokerを利用することも可能である。 Mosquittoというのは今回使用したBrokerソフトである。

https://mosquitto.org/download/

私のWindows10は64bit Buildなのでそれに合わせた。

mosquitto-1.6.9-install-windows-x64.exe 

をダウンロードし実行した。また、これを実行するためにはOpenSSLが必要なので、これもインストールする。

http://slproweb.com/products/Win32OpenSSL.html
いくつが選択があるが、私は「Win64 OpenSSL v1.1.1g」を選択した。
(アンチウィルスソフトが警告が出ていたが)